スパイ冤罪 繰り返さぬ 宮沢・レーン事件 北大生の命日に集い 秘密法廃止を | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

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(写真)つどいで訴える秋間さん=22日、東京都新宿区


 戦前の「スパイ冤罪(えんざい)事件」で投獄された北海道大学生・宮沢弘幸さんを追悼、顕彰し、秘密保護法廃止を求めるつどいが、66回目の命日となる22日、東京都内でありました。140人が参加。


 事件の「真相を広める会」(山野井孝有、山本玉樹代表)が主催。会場の新宿区・常圓寺は宮沢家の菩提(ぼだい)寺で、妹の秋間美江子さん(87)も米国から駆けつけました。


 宮沢さんは日米開戦の1941年12月8日、軍機保護法違反で検挙され、懲役15年に。同大の米国人教師レーン夫妻への旅行談がスパイ行為とされました。


 墓参を終えた秋間さんは、スパイの汚名を着せられた家族の苦しみにふれ、「(私たちのような)人間をつくってはいけません。そんな時代にしてはいけません」と訴えました。


 岸井成格(しげただ)・毎日新聞特別編集委員、戸塚章介・新聞OB九条の会事務局長が秘密保護法について講演。岸井氏は、40年余の政治記者経験の中で、こんなひどい法律はない、と指摘し、「秘密」を無制限に拡大する問題点にふれ、「廃止以外にない」とのべました。



「しんぶん赤旗」より転載




北大生の岳人・宮澤弘幸は北大の英語教師ハロルド・レーン夫妻と交流していたという理由だけでスパイとされ、1941年12月8日特高警察に逮捕投獄された。終戦後の1945年10月10日衰弱しきって釈放されたが、スパイの汚名は現在も晴らされないままだ。

「真相を広める会」代表の
山野井孝有は、世界的なクライマー山野井泰史の実父である。

山好きな青年をスパイに仕立て上げ、逮捕投獄した歴史は未だ清算されていない。
そんな時代の再来を許してはならない。