NHKの籾井勝人会長は31日、衆院予算委員会に参考人として出席し、批判を招いた就任記者会見での発言について「誤解と迷惑をおかけして誠に申し訳なく思う」と陳謝した。
そのうえで「NHKのトップとして放送法に基づき職責を全うしていきたい」と述べ、辞任の考えがないことを重ねて示した。民主党の原口一博元総務相への答弁。
籾井氏は就任記者会見で特定秘密保護法に関する同局の報道姿勢を「(国会を)通ったので、もう言ってもしょうがない」と述べたことについて「私的なコメントだ」と釈明した。同氏は会見で、旧日本軍の従軍慰安婦問題に関する発言に限って個人的見解と断っていたが、批判を受けて軌道修正した。
原口氏が「報道方針、編集権の行使の仕方が(できるだけ多くの論点の提示を定めた)放送法に明確に違反する」とただしたのに対しては、籾井氏は「私の個人的な見解を放送に反映させることはない。放送法の原点をしっかり踏まえ、取り組んでいきたい」と理解を求めた。
また、NHKが国際放送で領土問題を取り上げる際に「政府が右と言うものを左と言うわけにはいかない」と会見で述べたことについて「赤と白で置き換えていただければ(いい)。右とか左とか、若干誤解を招くような表現になった」と答弁するなど、籾井氏の政治的中立に関する認識不足をうかがわせる場面もあった。【木下訓明】
「毎日新聞」より転載
私の視線は安倍さんの方を向いておりまして、ついつい彼の意向も踏まえて話したまでであります。
放送法なんて初めて知ったけど、良く読んでないのでメモに書かれたことを答えたまでです。
NHKって公共放送なんですか?国営放送だと思っていたので、政府の考え方と違うことを放送するのはまずいと今でも思っていますが、そんなことまた言うと怒られるので、本日ここまで。
見識も品格もないトップは早く辞めるに限る。