東電福島第一原発 ストロンチウム上昇の原因 タービン建屋が汚染源の可能性 規制委も指摘 | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

「原発なくそう ミツバチの会」の活動報告や事務局ノブクンの日々のつぶやきを発信しています。

原子力規制委員会は24日、東京電力福島第一原発の汚染水対策を検討する作業部会を開いた。福島第一原発の東側護岸の地下に汚染水が広がっている問題で、1号機タービン建屋地下にたまった高濃度汚染水が漏れている可能性を指摘する意見が相次いだ。

 
担当の更田豊志委員は作業部会に提出された資料から「(汚染水は)タービン建屋に起源がありそうだ。もともと水をためるものではないから、ある程度疑うのは自然だ」と指摘した。


また更田委員は、汚染水に含まれる放射性物質の検査結果に疑義があったのに東電の調査報告が遅過ぎるとして「今後の姿勢や改革が実行できるかに関わる。きちんと分析して経緯を報告してほしい」と注文を付けた。

 
汚染水からはストロンチウム90を含むベータ線を出す放射性物質が検出されているが、東電が昨年6月以降に採取した試料の測定でストロンチウムの濃度がベータ線を出す放射性物質全体の濃度を上回る結果が相次いだ。

 
東電によると、同7月には社内で測定方法に問題があるのではないかと意見が出たが、相次ぐ汚染水問題への対応で原因調査が遅れ、現在も解明できていない。規制委への状況報告も今月にずれ込んだ。

 
更田委員は「解釈しづらい分析結果であっても公表すべきだ」と指摘。会合に同席した東電の姉川尚史常務執行役は「マネジメントが徹底できておらず申し訳ない」と陳謝した。




「福島民報」より転載


トンドンドンドン放射線濃度が高くなっているみたいで、打つ手がない。
お陰様で、目の前の海は以下の状況だそうだ。



東電福島原発港湾内 24万ベクレルの放射能セシウム汚染魚検出 港湾内の猛毒状態続く


A:物揚場付近、B:東波除堤付近
C:南防波堤付近、D:北防波堤付近
E:1~4号取水路開渠部付近
F:港湾口付近、G:港湾中央付近



東京電力が24日公表した福島第一原発港湾内で採取された魚類の放射性物質汚染状況によると、セシウムの最高濃度を記録したのは、港湾の出口付近で採取したタケノコメバルで、1kg当たり24万4000ベクレルの高濃度だった。他の地点からも10万ベクレル超の魚類が相次いで検出された。港湾内は猛毒状態が続いている。

 

東電は定期的に港湾内、港湾から20km圏内、それぞれで採取された魚類の放射能汚染状況を公表している。今回の調査は、昨年10月初めから12月末にかけて実施した。もっとも汚染濃度が高かったタケノコメバルは12月1日に港湾口付近の刺し網漁で捕獲した。同地点では昨年初めに51万ベクレルのアイナメが捕獲されるなどしており、その後、段階的に放射性物質濃度は下がっていた。


しかし、依然、高濃度の汚染魚類が捕獲されており、原発からの汚染水が港湾内に流れ込んでいる可能性を示唆している。同地点で12月17日には14万3000ベクレルのムラソイ、また12月12日には、東防波堤や北防波堤付近から11万1000ベクレルのシロメバルが検出されている。

 

一方、港湾から20km圏内で捕獲したドチザメから最高値の1070ベクレルを検出した。20km圏内の海洋で捕獲された基準超過の魚種は9魚種あった。セシウムの基準超魚類の測定回数割合は昨年年初から低下基調にあったが、10月に最小となった後、その後は11,12月と、逆に増え気味となっている。




Finance GreenWatch」より転載