同原発をめぐっては、昨年6月に運転再開のために国が主催した「住民説明会」で、九電が「やらせメール」を組織したことが本紙スクープで発覚。佐賀県知事の関与も指摘されました。
こうした日常的な「やらせ」の原型とされた県の公開討論会について、県は昨年11月の内部調査では「担当職員が九電に依頼した」と県の関与を認めましたが、前回4月の参考人招致で田代氏は「私もほかの職員も依頼していない」と否定していました。
田代氏は「当時、さまざまな資料を九電佐賀支所に依頼していた。その中の一つとして、(シナリオ案が)提出されたのだろう」と認めましたが、誰が依頼したかは「記憶にない」と語りました。
質疑で「広告代理店からシナリオ案が納入されていないのに契約変更もせず、委託料約900万円全額をなぜ、支払ったのか」と追及され、田代氏は「経緯は記憶にない」などと答えました。
全容解明さらに迫る
日本共産党の武藤明美県議の話
プルサーマル導入をめぐる県主催の公開討論会での「やらせ」について県の関与が裏づけられた形ですが、九電にシナリオを依頼したのは誰なのかは解明されないままです。
新たな疑問として誰が広告代理店に依頼したシナリオを断ったのか。納品されないままなのに、なぜ全額代金を支払ったのか、が出てきました。全容解明をさらに迫りたい。
「しんぶん赤旗」より転載
いまさら、驚かなくなったのが悲しい。
こういう奴が、知事に可愛がられて出世したりするんだから、嫌になるなぁ。