放射能とがれき問題を考える | 函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき

「原発なくそう ミツバチの会」の活動報告や事務局ノブクンの日々のつぶやきを発信しています。

26日夜韮山時代劇場大ホールで開催された講演会。

主催は「静岡県を守る。放射線防御プロジェクト」

伊豆の国のお母さんたちが中心となって企画した講演会だった。

講師は放射線防御プロジェクトの木下黄太氏と秋田大学教授の村上東氏。

静岡では島田市で、がれき受け入れを巡って、受け入れ派の市長と

反対する市民との対立が続いており、静岡県東部でも同様な動きが出始めている

と言う中での開催だった。


ひと言で言えば「放射能の拡散に繋がる広域的ながれき処理は

危険だから止めた方がよい」
ということだ。

静岡県は伊豆半島東側の熱海や伊東では高い放射線量が検出されているが


それより以西ではまだ安全であり、そういう安全地帯でがれきの焼却などしたら、安全地帯が

ますます無くなってしまうと言う。

さらにがれきの放射線量調査に科学的に耐えられる正確性を期待するのは無理だともいう。

被災地支援というのなら、がれきではなく人の受け入れを具体化した方が良いとの話もあった


基本的な視点としては頷ける内容であった。

会場からは、この地方では日常的な風景となっている野焼きの問題などについても発言があり、

放射能汚染問題の深刻さが反映されていた。


癌や白血病ばかりでなく、心臓病への関わりも指摘されている放射能汚染問題について、

引き続き科学的な追求が行われることを強く望みたい。