去年の秋の写真なのでまだ私のお腹に誰もいない時
こんにちは
神奈です。
風邪はまだ治りません。
幸い熱はさほど上がらぬままですが
しんどいのに飽きてきました。
独り身の時だったら
ぎゃっ!と熱上がってぎゃっ!と下がれば楽!
とか考えたんですけどねぇ。
ぎゃっ!と熱上がると困るので
たぶん私の気合いと気迫が微熱程度にとどめていると本気で思っている。
本気でずっと寝ています。
風邪ひきさんに飽きてきたので
今日は全然関係ないお話しよう。
小説やドラマや映画を観ていると
『この世界(物語)には悪人しかいないの?』とか
『なんだかんだやっぱり人って優しい』とか
『世知辛いな』とか
『美しいな』とか
いろんな人間の側面を見せてもらえるなぁと思います。
物語の作り手から見えている世界、感じている世界を体感させてもらえるというか
いわば作り手の人間に対する意識を見せてもらってる感覚。
そして
同じ作者の書いた物語でも
異なる世界観を持つものを見つけると
さらに面白いです。
人間って多面的だから
その人のまた違った渇望をぶつけてくれる快感がある。
わっ、この人ってこんな一面もあったんだ!って驚かせてもらえるというか
とにかく、物語を『物語』として捉えるだけじゃなくて
作り手を想像することが楽しい
という見方をしたりしています。
この物語は
私であり、あなたであり、あの子であって
別に物書きでなくとも
私たちは自分がそこそこにズルくて都合良く考えててそこそこに良いところがあることも知ってる。
あの子から見た私は悪い奴で
あの人から見た私は良い子で
この人から見た私は良く分からん子で
しかもその値は日々変動して
株価の上昇や暴落くらい当たり前の日常で
(私は株やってませんが)
自分の物語の登場人物が
思い通りにならずに好き勝手動き回る煩わしさや面白さを知ってる。
主人公の言動一つで未来の方向性が変わったり
はたまたそんなタマじゃなくて結局何も変わらなかったりするのも知ってる。
そして、あなたにとっても
同じことなんだというのも知ってる。
想像も及ばないところに転がっていったり
あぁやっぱり結末はこんなもんかって落胆したり
物語に触れることで
作者の人間性を垣間見る
それと同時に
人と触れ合うことで
ソレと同じことをしてるんだなって
私は今、彼、彼女の物語の登場人物であり
あなたの人間性を垣間見て、そして私もまた、垣間見られているんだなって
そんなことを想像すると
なんだかとても楽しくなってきます。
電車に乗り合わせた人たち一人一人にとって
私は今無名の通行人AだかBだか
物語になんら関係ないけれど必要なエキストラかもしれないし
逆も然り
たまたま道を尋ねられたソレが
その人のその日を左右する出来事になっていたりするかもしれないし
数年前に数回食事しただけの友人とも知人とも呼べない相手の記憶に
実は根深く残っているかもしれない。
自分には思いも及ばないところで
爪痕を残していたり
はたまた覚えていてほしいのに綺麗さっぱり忘れ去られているかもしれない。
ふと、たまーのたまに
そんなことを考えている私がいます。
はて、あなたの人生の物語に
私は名前のある登場人物になり得るのか
はたまたちらりと服の裾が映る程度のエキストラなのかは分かりませんが
今まさに誰かの物語の登場人物として活躍するかもしれない
自分の物語に新たな登場人物が颯爽と現れるかもしれない
そんなことを ふふふと考えながら
寝ます。←
風邪ひきさんは携帯見ると一瞬で疲れるらしい
ではっ
かんな