瀬戸内寂聴さんの訳の文庫本全10巻です。二回目で意味を理解しながら読みました。感想としては、第10巻が面白かったですね。浮舟が匂宮と薫宮との恋愛に苦しみ、身投げしたがかろうじて生き延びる。木の根元に倒れているところを尼に助けられる。薫やその回りの人々は浮舟が死んだものと諦める。浮舟は三ヶ月後元気を取り戻す。その噂が薫のところまで届いて、薫はまさかとは思うが、その女が浮舟ではないかと確かめに行く。しかし、確かめることはできなかった。[そう本に書いてありました]と[源氏物語]は終わる。
三回目は大野晋さんの解説本を読むつもり。瀬戸内寂聴さんの訳とは違うものが読めるかもしれない。ちょっと紫式部にはまってきた。