武士の世とは暴力の世界だったのでは | パドックに魅せられて

パドックに魅せられて

競馬歴45年。
馬ほど美しい動物はいません。

現代人の我々は歴史ドラマを、おもしろく観ているが、そもそもずっと長い間続いた武士の世とは、暴力団の世の中だったと、言ってもいいのではないだろうか。産業革命が起きて、経済人が社会を牛耳る世の中になったのはつい最近のことである。それまではずっと長い間武士の世だった。暴力的に強いやつが世の中を収めていた。平清盛、源頼朝ぐらいから明治維新ぐらいまでそうだったのだろうか。その後も軍人の世の中だったから、暴力団の世の中は1945年まで続いたのかもしれない。その後は刀も銃も一般市民は持ってはいけなくなった。お金を持っているやつ、稼ぐやつが世の中を牛耳るようになった。そして暴力団は社会の片隅に追いやられて、全く社会的には存在感をなくしてしまった。暴力団はヤクザとも言う。しかし、かつての徳川も豊臣も織田も武家だが、見方を変えるなら、武家とはヤクザと同じ集団だったのではないだろうか。