「組織力学」と「人間心理」についての愚考 | 愛知県春日井市の社会保険労務士のカンちゃんのブログ

「組織力学」と「人間心理」についての愚考

私は現在は、社会保険労務士という立場で
個人事業主でありますが、仕事上の顧客は
企業経営者となります。


顧客との会話の中で、「組織」であったり、
「人間心理」といったことが話題になるこ
ともあります。
 

ということで、今回は「組織力学」と「人
間心理」について考えてみようと…。

少々長文になりますが、お付き合い程

よろしくお願いします。

これらは会社での業務において不可欠な要
素でありながら、個人の経験を通してのみ
習得できるものです。
 

そのため、これらを組織全体で共有知とし
て体系的にまとめるのは難しい側面があり
ます。
 

なぜなら、これらの能力は単独では業務に
限界があり、多くの人を巻き込んで協力し
合い、成果を上げるためには必要なスキル
だからです。
 

そして、成果とは誰かの問題を解決するこ
とであり、つまり、仕事は他者の問題を解
決して得る対価の一環だとも言えます。

組織力学を理解する上で、組織は構造的に
部門間で対立が生じる構造であると仮定し
ます。
 

この前提のもとで、意見が食い違うことは
当たり前であると理解できます。
 

なぜなら、組織ごとに正しさの基準が異な
るためです。
 

しかし、異なる意見があるからこそ、共通
の利益を考えて方向性を合わせ、協力して
いく必要があります。

そのためには、「誰の」「どんな問題を解決
したいのか」を明確に対話し、理解し合う
ことが肝要です。

人間心理は複雑で、上司が保身を考えて行
動することは頭に入れておくべきです。
 

上司は立場を守るために動くことが一般的
であり、その考え方を変えるのは難しいこ
とです。
 

正論であっても相手によっては押し付けや
否定になることから、目的に対して最適な
手段を考慮する必要があります。

これらを考慮しますと、

事実+仮説=意見という方程式が成り立ち
ます。
 

適切な意見を述べることが難しいのは、事
実や仮説があいまいであることがほとんど
です。

組織内で新規事業計画の議論があったとし
ましょう。
 

新規事業とは非常に難しいものであり、会
社がこれまでに行ったことのない挑戦であ
るため、リターンの予測が難しいです。
 

新規事業に対して合理性を論じることは難
しいため、事業が始まる経緯を「意思」で
議論することが新しいアイディアの元にな
ると考えられます。


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