どうして家の中でも靴のまま?海外の土足文化を詳しく解説 | 環境スペースと海外留学

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環境スペースが海外留学の魅力について紹介します。

文化の違いから留学中に不便さを感じることは数多くあります。
その一つが「靴」です。
海外では家の中でも靴を履いたまま過ごす土足文化がある国が少なくありません。
なぜ家の中でも靴を脱がないのか、環境スペースが解説しましょう。



■家の中でも靴を脱がない理由って?

アメリカやカナダ、イギリスなどでは家の中でも靴のまま過ごします。
文化の違いと言ってしまえばそれまでですが、なぜそのような習慣が根付いたのでしょうか?


・気候が厳しい

海外では室内の暖房にセントラルヒーティングや床暖房を使う国が多いです。
しかし冷え込みの厳しい地域ではそれでも足元が冷えてしまいます。
そのため、靴を履いたままの方が暖かく過ごせることから習慣づいたところも。
逆に、暖かく湿度が高い地域では床がベタつくなどの背景から靴を脱がない方が快適ということもあるようですよ。


・家が広くて大きい

「土足のままだと家の中が汚れそう」と感じる人も多いかもしれません。
しかし海外の家はとても広くて大きいため、玄関もかなりのスペースがあります。
靴のまま入っても室内まで汚れを持ち込むことが少ないことから、あえて靴を脱ぐ必要性を感じなかったと考えられます。
家の間取りや構造などの違いから土足文化が生まれたのかもしれません。


・イス・ソファ・ベッドの生活

生活習慣の違いも大きく影響しています。
イスやソファに座り、ベッドで寝る生活では靴を履いていてもなんら影響はありません。
また、床に対する考え方も日本とは少し違うようです。
日本では室内であれば床も清潔な場所という認識ですが、土足文化のある国ではたとえ室内であっても床は外の道端と同じという考え方をします。
それならば室内でも靴を履いたまま過ごすのはむしろ自然なことなのでしょう。

 



■土足文化のある国はどこ?

家の中でも靴を履いたまま過ごす土足文化は欧州を中心に根付いています。
主な国は次の通り。

◎アメリカ
◎カナダ
◎イギリス
◎アイルランド
◎スペイン
◎フランス
◎イタリア
◎ベルギー

これらの国では家の中でも土足で過ごす人が多いそうです。
意外なことにドイツや北欧では靴を脱いで過ごす習慣があるそうですよ。
日本をはじめとしたアジアでは靴を脱ぐのが一般的です。


■土足厳禁の家庭も増えている

土足文化が根付く国でも、変化が起きているそうです。
土足のまま家に入ると不衛生とのことから土足厳禁とする家庭が増えたそうですよ。
確かに、靴を履いたままよりは脱いだ方が衛生的な生活を送れることは間違いないでしょう。
日本をはじめとしたアジアを旅行し、裸足で過ごす快適さに気付いたから、というケースも少なくないそうです。
異文化を知り、生活に取り入れられる柔軟な考え方はマネしたいですね。



海外留学には現地の文化になじむという目的もあります。
滞在先は土足なのか、裸足でもOKなのか、事前に確認しておくと安心ですよ。