こんにちは。


写真は、仲間のリサイクル企業8社ほどが集まり、


情報交換会を行ったときのものです。


デスクの上にはたくさんサンプルがあるのが


見えますでしょうか?


今の時代、リサイクル業界もご多聞にもれず競争が


激しくなってきています。


日本国内から製造工場がアジアに流出し、発生する


プラスチックスクラップが減少しているのです。


中国からブローカーがきて、ダイレクトに現金で高値を


つけて買い付けしていくことも珍しくありません。


そんななかで、スクラップ(我々の商売のネタ)を確保


するために、我々はディフェンスを余儀なくされ、


単価競争に巻き込まれていくのです。もうこんな


状況が10年くらい続いていますでしょうか。


ここで二つ考えたことがあります。


ひとつは、情報の共有を進める必要があるということ。


信頼できる仲間で集まり、相場情報と有利な情報を共有


するのです。1社だけの情報では限界があります。


10社くらい集まり、情報交換するだけでかなりの情報が


集まります。10社を訪問して個別に情報交換するのは


時間がかかりますが、1か所に集まって討議すれば


数時間で終わります。効率もバツグンに良いです。


ふたつめは、市場競争のなかにいながらも、ベースは


「競争」ではなく、「協力」のほうがはるかに


良いと思います。


さまざまな情報交換を行い、それぞれが「強み」を


持ちより、お互いの強みでお互いの弱点を


カバーし合っていく、そんな協力関係が競争市場


のなかで有効に働き、競争力を高めていけると


考えるわけです。


がしかし!!


もうひとつ注意しなくてはならないのが、単に市場競争


のなかで「生き残るため」に競争力をつけようと


するのは、どうかと思うわけです。


そもそも、環境事業に従事する我々は何のために


競争力を高めなければならないのか?


何のために利益を上げるべきなのか?


何のために「協力」するのか?


企業を存続させて、自分たちの生活を安定させれば


それで目的は達成したことになるのか?


弊社はやはり、利益をあげたなかから、まだ解決


できていない環境問題や、廃棄されている


プラスチックのリサイクル技術の開発に投入して


いくために利益が必要であると捉えています。


仲間との「協力」は、あくまでも新しいチャレンジ


のための「協力」なのだと改めて認識を新たにする


必要があると思った次第です。