岩見一宮 物部神社
 

 

石見一宮物部神社は、文武両道・鎮魂・勝運の神様として崇敬されてきました。

 

御祭神宇摩志麻遅命が鎮魂祈祷を最初に行った謂れから、

神職の始めを為す神として知られています。

 

また、戦国時代、大内氏・毛利氏の戦勝祈願の記録や武具の奉納、

天領歴代代官の赴任に伴う報告祈願、

文芸・武道の上達祈願、

氏族繁栄・雨乞い祈願・戦中の砲弾避け等の祈祷が為されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

境内図

 


 

 

 

大鳥居

 

 

木製の明神鳥居。

島根県内では木造としては最大の大きさです。 

平成25年の創建1500年記念事業の一環として約10年前に作られました。

 

 

 

 

 

 

参道を進むと…

 

 

 

 

 

一対の狛犬と狛鶴

 

 

 

 

 

 

 

 

狛鶴

 

 

御祭神・宇摩志麻遅命が鶴の背に乗って降臨された

という伝説が残っていることから、物部神社の神使は鶴、

御神紋も太陽を背に負った鶴となっています。

そのことから境内各所には鶴の像や御神紋ひおい鶴が多数配置されています。

 

 

禊石
神職が神事の時に身の穢れを祓い清める祓所です

 

 

 


 

手水舎

 

 

富金石という砂金を含んだ石で作られた大変珍しい手水舎です。

 

石の上には、浄・勝・財・健・徳の御利益のある曲玉が彫られており、

触れるとそれぞれの御神徳を授かれるといわれています。

 

注がれているお水は境内の御神井から湧き出ている清らかな御神水です。

 

 

 

 

 

 

 

 

手水の作法

 

 

 

 

 

拝殿

 

 

社殿は入母屋造、銅板葺の屋根となっています。

昭和11~12年(1936~1937)にかけて改築され、

台湾から輸入した檜を用材としてふんだんに使用しています。

拝殿内には奉納品の巨大な天狗面や

マーク・エステル氏の奉納絵画、神武天皇と宇摩志麻遅命の出会いなど

様々な奉納品が並んでいます。

 

 

参拝します。

 

 

 

 

 

拝殿の奥に本殿

 

 

島根県内では出雲大社に次ぐ大きさで、

春日造りとしては日本一の規模を誇る巨大神殿です。

継体天皇8年(513)に創建され、石見銀山争奪の戦火などで三度消失しています。

そのことから、亀は水を呼ぶということで火災予防の意味を込めて

本殿屋根の千木の下に子どもの背丈ほどもある亀の彫刻が彫られています。

宝暦3年(1753)に再建され文政元年(1818)の修理を経て、

安政3年(1856)宝暦時の規模で改修され現在に至ります。

 

 

 

 

 

 

本殿の東側に…

 

東五社(神世七代社)

 

 

日本書記において天地開闢のあとに現れた13柱(神世七代)を祀る末社です。

 

 

 

神札所、拝殿

 

 

 

 

 

神札所

 

 

 

 

 

拝殿の奥に…

 

 

 

 

 

勝石

 

 

 

 

 

宇摩志麻遅命が石見の地に降臨された際にお腰を掛けられたと言われる岩で、

触れると御祭神の勝運の御神徳にあやかり、

全ての願いに通じる勝運を授かれると言われています。 

勝石の裏には、昔から大きくもならず枯れもしないと言い伝えられる

桜の樹が植わっています。 

 

 

 

 

 

学業成就の社

柿本神社と菅原神社

 

 

 

 

柿本神社
柿本人麿朝臣を祀る末社です。 

柿本人麿は宮廷に奉仕した第一の歌人であり物部氏の流れとの説もあります。

石見と深い関わりがあり

君がため浮沼の池の菱摘むと わが染めし袖濡れにけるかもという歌があります。

(石見国で没する)

 御神徳は学業成就・学問向上・安産・防火等。

 

 

 

 

菅原神社(天満宮)
学問の神として名高い菅原道真公を祀る末社です。 

御神徳は学業成就・受験合格・雷除・五穀豊穣等。

 

 

 

 

淡島神社
少彦名命を祀る末社です。 医薬の神・足傷神・女性の守り神。

(腰から下の病に霊験あらたかと言われています)

 

 

 

 

 

稲荷神社、西五社

 

 

 

 

西五社(荒経霊社・皇祖四代社)
本殿の西に隣接する末社です。 

荒経霊社は素戔嗚尊を、皇祖四代社は天忍穂耳尊・瓊瓊杵命、

彦火々出見尊・鵜草葺不合命(天照大御神の直系子孫4代)を祀っています。

 

 

 

 

稲荷神社
稲倉魂命ほか大穴牟遅神、大年神、大地主神を祀る末社です。 

御神徳は五穀豊穣・諸業繁栄等。

 

 

 

 

 

パーソロン号御神馬像

 

 

 

 

 

モデルとなったパーソロン号は、七冠馬シンボリルドルフの父馬で

その血統で一時代を築いたサラブレッドです。 

 

 

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