臼杵河豚の名店・料亭山田屋本店の仲居さんが勧めて下さった、

国宝臼杵石仏を見に行きました。

 

 

臼杵石物は、

平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫刻されたと言われています。

 

石仏は地名によって、

ホキ石仏第一群、ホキ石仏第二群、山王山石仏、古園石仏の4群に分かれています。

 

 

石仏の数は、60余体にもおよび、このうち61体が国宝となっています。

 

 

右側の集札所で、石仏観覧券発売所で購入した観覧券を見せます。

 

 

先が全然見えず、どれぐらい時間がかかるんだろう。。。アセアセ

 

聞けば、そんなに時間がかからないそうで、

4群を全部をササッと見るぐらいなら、30分。

じっくり見ても、1時間かからないそうです。

 

 

鯉が泳いでいました。

 

 

 

 

 

国宝臼杵石仏の碑

 


 

 

 

石仏の説明板

 

 

 

 

 

清浄香

 

 

 

 

 

 

 

少し坂を登ったら、建物が見えて来ました。

 

 

 

看板の順番通り、

ホキ石仏第二群右矢印ホキ石仏第一群右矢印山王山石仏右矢印古園石仏

…の4群に見て回ります。

 

ホキとは、「崖」という意味だそうです。

 

 

ホキ石仏第二群

 

 

 

ホキ石仏第二群は、二龕に分かれていてます。


第一龕は、中尊に阿弥陀如来坐像を配した三尊像です。

 

 

 

 

 

 

 

 

第二龕は「九品の弥陀」と呼ばれ、

小さな九躯の阿弥陀如来像が刻まれています。

 

中尊に裳懸座に座す阿弥陀如来坐像、

その左右に、4躯ずつの阿弥陀如来立像を配しています。

 

そして、その左右に1躯ずつの菩薩立像を配するが、

向かって左の菩薩像は原形をとどめていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の石仏に行きます。

 

 

 

 

紅葉

 

 

 

 

石仏だけでなく、綺麗な景色も楽しめます。

 

 

 

 

ホキ石仏第一群

 

ホキ石仏第一群は4つの龕(がん)に分かれていて、

向かって左より第一・二・三・四龕となっていえ、20数躯並んでいます。

 

 

 

第一龕は、如来坐像3躯と、脇侍菩薩立像2躯を配しています。

 

 

 

 

 

 

第一龕の青年期と第二龕の壮年期の仏像の間に、

恋愛や縁結びを司る仏として知られる、愛染明王坐像

 

愛染明王坐像は、キューピットのように、弓と矢を持っているんですね。ラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

第二龕は、

阿弥陀如来坐像、薬師如来坐像、如来坐像の3躯を配しています。

(愛染明王については、上記の写真で…)

 

 

 

 

 

 

 

 

第三龕は、

大日如来坐像を中心に、その左右に1躯ずつの如来坐像、

さらに、その左右に1躯ずつの菩薩立像を配しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

第四龕は全11躯

地蔵菩薩半跏像を中心に、その左右に十王像を配しています。

 

 

 

 

 

 

 

次の石仏に行きます。

 

 

 

 

 

 


ほんと、木々が綺麗です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山王山石仏

 

 

 

山王山石仏は全3躯

 

中尊に丈六の如来坐像

その左右に脇尊として、如来坐像1躯ずつ配しています。

仏像は、邪気のない純真無垢な童顔から、「隠れ地蔵」と言われてるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

次に向かいます。

 

 

 

 

 

ホキ石仏第一群の建物が見えました。

 

 

 

 

 

ホキ石仏第二群の建物も見えました。

 

 

 

 

 

古園石仏

 

臼杵石仏の中心的存在の古園石仏は全13躯

 

中尊には大日如来坐像

その左右に、如来像2躯、菩薩像2躯、明王像1躯、天部像1躯を配しています。

 

 

 

 

 

 

制作年代が平安後期を下らないと言われてる、

日本の石仏の中でも最高傑作の中尊の大日如来は、

以前は、崩壊破損が甚だしく、落ちた仏頭が足下の台座に置かれていましたが、

平成5年8月に復位され、昔日の荘厳な姿に復旧しました。

 

 

その御姿から、

「首がつながる=リストラ除けの仏様」

として、多くの方が参拝にいらっしゃるそうです。

 

 

仏頭が足下の台座に置かれていた写真が展示して有りました。

 

 

 

 

臼杵磨崖仏保存修復工事の概要

 

 

 

 

 

この日の10:00~13:00に、

磨崖仏のクリーニング作業が特別公開されていて、

作業足場から間近に臼杵磨崖仏を見る事が出来たそうです。

 

私達が行った時には公開が終わっていて、足場だけが残っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

古園石仏の手前右側の岩壁に刻まれた、

2躯の金剛力士立像

 

 

 

この2躯の金剛力士立像は、

古園石仏と同じ平安時代に製作されたものだそうです。

 

 

 

臼杵石仏は、国宝指定を受けていた、59躯の石仏に加え、

この2躯の金剛力士立像が、2017年に国宝に追加指定されました。

 

 

 

古園石仏からの景色なのですが、のどかで見ていると癒されます。

 

 

 

 

 

 

 

幻想的な景色です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とても綺麗な秋らしい風景。

 

 

 

 

出発地点に戻って来ました。

 

 

 

集札所から、4か所周って、約30分でした。