蟻通？変わった名前だなぁ。
衣通姫（そとおしひめ）の茅渟宮跡を探して彷徨って
いたら偶然見つけた蟻通（ありとおし）神社。
あれ、何だか立派なお社があるぞ、とつい立ち寄らせて
頂いた。通（とおし）つながりでもあるしね（笑）
広い境内を多くの氏子さん達が熱心に掃除をされていた。
こうして美観も保たれて、参拝者も気持ちが和むと言う
のはありがたく感謝しかない。日本って素晴らしい！
さて、何故に蟻通なのか？由緒書を読むと興味深い事が
書かれていた。何とまあ、初めて知る事ばかりであった。
社名の由来は「枕草子」にも書かれ、紀貫之が著名な歌
を詠んだ事が書かれていた。なるほど～。
「蟻通し」と「有りと星」が掛けられた即興の歌を詠まれた
天才、紀貫之公を垣間見れた気がした。
紀貫之と言えばまず知らない人はいない歌人、編者だ。
先日訪れた和歌山の玉津島神社ともゆかりが深い。
偶然にしては素晴らしすぎる神社をお参りできて、幸福感
に溢れた時間だった。合掌。
