さて、以上のサイトにて『Wake Up, Girls!』10周年企画なるものが進行中とのことですが、当方には事前連絡が何も来ておりません。

その企画の内「応援上映」「音楽のパッケージ化」に関しましても、「辛矢凡」名義の楽曲使用許諾の申請がこちらに来ておりません。

 

通常はこういう案件においては必ず楽曲使用許諾のご相談が来るものですが(『かんなぎ』関係の楽曲は必ずこまめにソニーミュージックから来ます)、本件に関しましては、(そもそも一切使用しない、というケースも鑑みてはおりますが)少なからず筋と道義を逸する行為であると見做し、問題視せざるを得ません。

 

早速週明けに、版権管理を委託しているテレビ東京ミュージックさんを通じて、楽曲使用許可の是非を検討したいと思っております。

『WUG』製作委員会の対応次第では、「辛矢凡」名義作詞楽曲の使用を一切許可しない可能性もございます。

 

 

『WUG』製作関係各位、ワグナー各位、純粋な『WUG』ファンの方々、そして「元WUG」の七人、各々に対しまして、これが当方の「揺るぎない意志」だとお考え下さい。

当方がこの仕事を生業にしてからの、数十年の長きに亘るこの業界の腐敗、特に蔓延る「悪意」と「狂気」との戦いに対し、「まぁもういいや」となし崩し的な、有耶無耶な対応を取る気は今もまったくございません。これは当方の創作思想の根本・深奥に根付くものだからです。

 

以上、ご報告いたします。

 

 

山本寛(辛矢凡)