さて、表題の件についてはあれこれ語ってきたが、今回は僕の大好きなラーメン屋に例えることにしよう。

製作委員会はラーメン屋のオーナーだ。制作会社はラーメン屋の店長、クリエイターは職人だ。オーナーは店と職人に給料を払っている。

オーナーが職人のラーメンにあれこれ文句をつける。そして試作品を食ってみる。まずい!となる。

「作り直せ!」と怒鳴る。

作り直して味が向上する職人もいるだろう。しかしどうしてもしない職人もいる。

じゃあしょうがないから「こいつクビだ!」と言うしかない。

ここまでが商売の基礎で、鉄則だろう。

ただ、その後は誰がラーメン作るの?

 

アニメは更に違う。

オーナーは「俺の満足する味にしろ!それまでは店長含め全員無給だ!」とほざく。

 

え、何言ってんの?

 

職人はどうしようもなく逃げ出すだろう。店長は仕方なく次の職人を探す。それでも、

「ダメだ!やり直し!」

 

問題は、その間の報酬が一切ないということだ。

こんなオーナーに職人が付いていくだろうか?何より、店長が付いていくだろうか?

 

ていうかオーナーさんよぉ、そんなにうるせぇならお前が作れよ。

何様気取りだ??

 

 

僕が言いたいのはこれだけだ。

「自分の満足する味にならないなら、店長も職人もクビにすれば?でも代わりがいないから、探せないから、あり得ない無茶ばかり言ってるんでしょ?労基署に訴えるよ?」

 

 

諸君、これがアニメの「極めて非常識な」そして「極めてブラックな」商売の仕方である。

「製作委員会」なるこの世の腐敗の象徴、彼らは決して社会に出してはいけない、醜悪で愚鈍な生き物である。

実名を出さないだけでもありがたいと思え。偉そうなだけの能無しが。