朝からとんでもないバカ学者を見てにわかに盛り上がってきたのだが、この国の鑑賞リテラシーはこんなにも低いのかと呆れる。
ますます酷くなっているかも知れない。
これは「政治的に正しいおとぎ話」や「リアリティ」などと併せて読んでほしいのだが、例えば高畑監督の作品では『火垂るの墓』にも『かぐや姫の物語』にも畑泥棒のシーンがあるが、そこに「※窃盗は犯罪です」とかいう注釈を付けろというのか?
北野武のヤクザ映画の銃撃シーンにいちいち「※殺人は犯罪です」とかいう注釈を付けろというのか?
しまいにゃ不倫シーンに「※不倫はいけません!」とでもスーパーしろというのか??
もはや文化の破壊である。
バカが悉く勘違いしているのだが、すべての表現、特に芸術表現は必ずしも「倫理」の正当性を示すためにあるものではない。
むしろそれへの疑義、あるいは批判を含ませることがほとんどなのだ。
「倫理」は時代によって恣意的に変遷する。そこに従って表現をしてしまえば、たちまち国威高揚映画ばかりになってしまうのだ。
それ以前に、フィクションと現実との区別もつかないのかお前ら?
義務教育はちゃんと済ませたの?
お医者さんに相談したら?
オタクもツイフェミもポリコレも、今や「支配欲」に囚われて虚実混交の白昼夢を見て市井を夢遊病のごとく彷徨っているかのようだ。
目を覚ませ。