今日、『薄暮』公開一周年を迎えました。

 

実に細く長い興行でしたが、ほぼ丸一年、どこかの劇場でこの作品をかけていただくことができて、感無量です。

この作品がそれだけ愛されたという証拠でしょう。

 

来月にはまたまたいわきで上映会が行われます。

末永く地元で観られる作品を目指していたので、この展開は本当に嬉しいです。

 

いろいろな評価があると思いますが、まずは何度も申し上げている通り「福島ってこんなに綺麗なんだ」と思っていただくだけで、この作品の役目のほとんどは果たしたと思っています。

これで皆さんが福島に興味を持ち、そしてあの震災を忘れない、絶えず思い出す。

それがこの作品の使命であり、今後もそうあり続けるでしょう。

 

 

制作者としては本当に腹の立つことばかりで、人間の愚かさをまたしても目の当たりにする作品となりましたが、それは観客の皆さんには関係ないこと。

今後も心行くまで楽しんでいただけたら幸いです。