https://otona-life.com/2019/06/09/13387/

 

 

 

 

あれだけネット上で隆盛を誇った「2ちゃん語」は、ここ数年で壊滅的に死語となった。

未だに「~ジャマイカ?」「キボンヌ」とか言ってる奴にはちょっと反射的にゾクゾクッとして、どうしようもねぇ年寄りだなぁと思うようになったし、代表格だった「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」でさえもう見ない。

新しいネット流行語が現れる気配もない。それだけ文化的コミュニティとしてのSNSは死に絶えたのだ。

 

その中で唯一生き残ったと言っていいのが「w」である。

「草」「草生える」という形でも残った。

 

他人を嘲笑する記号だけが残ったのだ。

象徴的と言える。

 

僕は「w」を滅多なことでは使わない。今でこそ一般的には「(笑)」の代わりに使うようになったが、「発明」された当時は完全に嘲笑の意味だったからだ。

明らかに他人を侮蔑している時でも、「お前らと同類になんかならん!」と思い、「(笑)」を使い続けた。

当時から「(笑)を気味悪く使いやがってw」とか、意味不明なことを言われていた。同調圧力が既に酷かったのだ。

 

 

もう一度言おう、悉く死語となったネット流行語の中で、唯一残ったのは、嘲笑の記号だったのだ。

その不毛さをちょっとは自覚して、ネット空間を生きた方がいいと思う。

 

僕は言葉の正否ではなく、その中にある歴史的ニュアンスを大事にする人間なので、今後も使わない。