見慣れぬ言葉だが、僕は中学生の時までこれに苦しんでいた。

実は芥川龍之介も同じ病だったそうだ。

 

僕の場合、朝起きて寝ぼけ眼がはっきりしない内に、視界の中央に星がキラキラ輝き出す。

それが段々と輪のように視界の中を広がって、やがて外へと消えていくのだ。

 

そしてそれが消えると、恐ろしい頭痛と吐き気が襲う。

 

小学校・中学校と、これが起こる度に保健室に急行、寝ていた。

朝イチで解るのだから学校を休ませてもらってもいいはずなのだが、母親が信じず、許してくれなかった。

 

まぁこの病気?の嫌なところというか奇妙なところだが、死にそうなほどの頭痛や吐き気は、数時間で収まるのだ。

だから学校で午前は保健室で寝ていたのに午後はピンピンして遊んでる、なんてこともあって、仮病か?と疑われたものだ。

 

まぁそれはともかく、大人になってからは星のキラキラこそなくなったが、頭痛・吐き気は頻繁にあり、やはり脳には不安がある。

MRIは定期的にやっておいた方が良さそうだ。