「出所したらまた殺す」 新幹線殺傷男23歳が法廷でした衝撃の“再犯宣言”

 

 

なんでもかんでもオタクのせいにするのは今日は一旦置いておいて、ちょっと汎用性の高い話をしよう。

凶悪犯罪者、引いては社会にいる異常者はどうして生まれるか、だ。

 

僕がずっと通っているカウンセリングの先生は、僕の幼少期の記憶を根掘り葉掘り訊いてきた。

曰く、「認知の歪みは必ず幼少期の親の育て方からくる」そうだ。

 

僕はすぐピンときて、凶悪犯罪者の過去を調べるようになった。

宮﨑勤、麻原彰晃、宅間守、加藤智大、更に上記の小島一朗……。

完全に共通したのが、幼少期に親からマトモな愛情を受けて育てられていないということだった。

 

そして今、青葉真司。

やはり同じだった。

 

僕はすんでのところで助かったようだ。

ウチの家庭はお世辞にも模範的だとは言えなかったが、それでも何とか愛情を感じ、笑いの絶えない環境だった。

今年の年越しも家族全員揃う予定だ。

 

しかしカウンセリングの先生には「それでも影響は間違いなくありますよ」と言われたが……。

 

 

僕も戸籍上はどうであれ「人の親」なのだから、偉そうなことは言えない。

しかし現代社会というものは、「核家族化」は言うに及ばず、子供を育てるためのコミュニティの機能が完全に破綻しているので、子を産む、自分が親になる、ということがとんでもなく責任重大である、あるいは罪にすらなる、ということは、皆知っておいた方がいいだろう。

 

 

とうとう出生数が90万人を割るということだが、それも止むを得ないことだろう。

子供を育てる環境のない国は、子供を産むことなどできない。いや、やってはいけない。

 

それが今のこの国の実情なのだ。