「よしりん先生が京アニについて描いてます!」というタレコミがあり、慌ててFLASHを購入し、読む。

 

よしりん先生はさすがにアニメには無知ゆえか、『なつぞら』のモデルとなった奥山玲子氏と京アニを強引に結びつけて美談に仕立て上げているが、僕としては「そんなことで済ませてほしくない!」と言わざるを得ない。

 

『なつぞら』は、まさにアニメの草創期、アニメに無限の可能性を求めて数々の才能が集った、奇跡的な瞬間だ。

今とは状況が全然違う。

僕は「今年の覇権は『なつぞら』ですね」と、皮肉交じりに周囲に言ったものだ。

 

一方現実のアニメ業界はどうしようもない閉塞感で死屍累々、もうどうしようもないカタストロフが起きるだろう、と予測はできていた。

 

それが、まさかウチだとは……。

 

僕はこの事件を「美談」に持ち込もうとするすべての企みを拒絶する。

むしろこれは、行き場を失い滅びかけているアニメ業界の今の姿だと断言する。

 

何度でも言おう、「オタクがアニメを壊す」、それが現実のものとなったのだ。

 

 

この期に及んで「壊れる?『天気の子』は100億突破したじゃないか!」とかぬかす奴、もう一生黙っとけ。

バカに何を言っても無駄だ。
 
 
アニメは確実に壊れつつある。
業界内外の、様々な「狂気」によってだ。
それを自覚できない者は、この事件を語らないでもらいたい。
鎮魂にすらならない。
 
 
まずは自衛を。身を護る努力を。
そして業界に根付く狂気の徹底排除を。
重ねて強調しておく。