(2016/9/11 01:54 エントリー)

 

 

才能のあるなしは、確かにある。

 
ただ、才能とは他人からの評価では絶対ない。
才能とは、自分を信じる力だ。

上司や先輩に何を言われたか、ネットでどう評価されたか、オーディションに受かったか受からないか、賞を獲れたか否かは、各論にすぎない。
まずは「自分は間違っていない、やれる」と、自分で判断するしかないのだ。


アイドルでメジャーデビューできなければ、地下アイドルとしてやるしかない。
プロ野球で認められなければ、独立リーグに行くか、あるいは学校の指導者としてやるしかない。
役者で映画の話が来なければ、舞台をやるしかない。
アニメーター試験で意中のスタジオに受からなければ、他のスタジオに潜り込んで、アニメーターとしての研鑚を積むしかない。

それは才能のあるなしではない。それぞれの現場に合うか合わないか。
志さえあれば、必ずそれを生かせる現場があるという話だ。
必ず、どこかでやっていける。


僕も「ヤマカンは自分だけが正しいと思っている!!」と訳の解らないことを言われ続けているが、逆に自分が正しいと思ってなければ、ここまで来れなかっただろう。
いや、実は何度かヤバい時期があった。そこでくじけていたら、無名のいちスタッフで終わっていた。

それを「やっぱり間違っていない!」と自分に言い聞かせ、乗り越えてきた。
そのための検証は何度もした。だがその都度、自分を信じてきた。


クリエイターを己の奴隷にしたいだけのバカ供の戯言なんて聞いている場合じゃない。
志ある若者よ、才能のあるなしは自分で決めるしかない。
だからこそ苦しいのだ。