東京の試写会で「廃業」宣言をした時、上映後ひとりの学生が泣きながら近づいてきて、

「監督が辞めるのは非常につらい、なんとかなりませんか?」

と言ってきた。

 

ありがたいことだが、もちろん断った。

 

「その代わり『薄暮』の魅力を広めてよ!Twitterとかで!」

と言ったら、

 

「いや、それは……前アンチに攻撃されたんです。身分も住所もバラされて」

そりゃダメだー。

 

ネットの匿名アンチに僕のファンがこうして危険な目に遭っている。

ならば尚更辞めよう。

 

それだけでなく、最近『薄暮』に関係する各所に電凸が絶えないらしい。

このひとりは氏名と住所が解っているので、刑事訴訟の準備を進めている。

 

もうオタクとは関わるのも嫌だ。

生理的に耐えられない。

 

 

アニメはオタクどもが支配したらいい。

どんな未来が待っているかはアホでも解るだろうが。

 

アニメが完全に滅びるまで解らないのがオタクという生き物だ。

もう関わるのはやめよう。無駄だ。