これだけは今書いておかねばならぬと思い、ここに書く。

 

山口真帆の「卒業」という、すべてのアイドルファンが「最悪」だと想定した結末が現実のものとなった。

 

皆怒りながらもこう思うだろう。

「どうして自ら最悪のシナリオに向かうのだろう?」

 

これに関しては、大きな誤解があると思う。

それがKFPなどへの疑問にもつながるのだろう。

 

関係者は皆、自分のグループやコンテンツなどへの愛着なんかないのだ。

 

自分より大事なものなんかない、そう言い換えると解りやすいだろう。

 

皆今の自分の立場に対する執着などないのだ。

だから「今の気分」だけが大事で「明日どうなったっていい。グループを辞めてもなくなってもどうでもいい」

 

極めて刹那的なのだ。

これは今の若者を見ていると強く感じる。

 

将来の希望どころか、展望すらない。

社会がそうさせたのだろう、そんな若者が身近に増えた。

だから僕はこの現象を理解するに至った。

 

だからこれらの事件を「保身のため」と考えるのは誤解だ、やめた方がいい。

みんなグループもコンテンツも、どうでもいいのだ。

今の自分の気分がすべてなのだ。

 

 

それを「最悪」と言うならば、それは確かに「最悪」だ。

人間は社会的動物として「最悪」の時期に来ていると言えるだろう。

 

 

そんな中、グループやコンテンツに愛着のある僕らができることは、限られている。

僕は、これ以上の刹那的な暴挙を目の当たりにする前に、「あ、こいつらグループに未練ないな」、と冷静に判断し、離れることだと思う。

いくら非難の声を上げようとも、彼ら(彼女ら)は変わりはしない。

「未来」に執着がないからだ。

 

 

WUGはまさにそうやって解散を選んだように思う。

彼女達にとっては「たかがアイドル」だったのだろう。

彼女達は最後まで、自分達のことを「アイドル」とは名乗らなかった。