ANAホールディングス傘下のLCCバニラ・エアは、12月から成田とセブ島を結ぶ直行便を運航します。
2012年に相次ぎ就航したLCCは既存路線の競争が激化、勝ち残りに向けた国際ネットワークづくりを急ぎます。
国内LCCは、
これまで台湾や香港などインバウンド(訪日外国人客)の旺盛な需要が見込める路線を軸にネットワークを広げてきました。
バニラの国際線販売ではインバウンドの割合が7~8割に達しています。
ただ、こうした地域は現地の航空会社も積極的に路線を拡充しています。
バニラ同様に路線で独自色を打ち出す動きが目立っています。
日本航空や豪カンタスグループが出資するジェットスター・ジャパンは、
4月に関西空港と中部空港からフィリピン・マニラ線を開設、
ANAホールディングスが38%強を出資するピーチ・アビエーションは、
11月にも、
関空と羽田空港から中国・上海線を設けます。(nikkeiより)
LCCの競合が激しさを増しています。
独自色を鮮明にした新たな路線の開発を積極的に進め、LCCの国際ネットワークを整備することに力を入れています。
(合同会社観光ビジネス研究会 コンサルタント 加藤弘治)