チョ・ジョンソク主演のパイロットを見てきました。

 

 

 

私はラブコメかな?と思っていたんですが

カナさんが女装だと教えてくださったので

前半はいったいどうして女装することになったんだろう、

とそのきっかけを楽しみに見ていました。

 

 

~ここからネタバレあり~

 

 

いやさー。

 

時代、わかってる?監督。

 

いや、脚本家が問題なの?

 

 

いったい、どうしてこういうコンセプトでやろうと思ったの?

 

 

これ、今ウケると思う?マジで。

 

 

お酒の場でのちょっとした一言。

 

しかも、場の雰囲気を和ませようと

本心ではないことを言ったチョジョンソク。

 

 

その発言をネットでばらまかれ

世紀のセクハラやろうと汚名を着せられ

会社はクビになるわ、

どこにも再就職できないわ、

しまいに離婚されてしまうわ><

 

 

離婚の理由は

クビが問題じゃなくて

もともと家族をあまり顧みない姿に

奥様としては

"私は家族が作りたかった”

と言わせてしまう。

 

 

あー、めっちゃわかるわー。

 

 

しかも、主人公ジョンウが

お母さんしかいなくて

やっぱり家庭での父親の役割っていうのを

見てこなかったから

とにかく一生懸命働いて

経済的に家族を養う、

だけに集中していたのも

うちと似てるわー。

 

 

うちの場合、経済的にも支えてくれなかったけどね><

 

 

で、

あまりにも再就職できなかったため、

最終的に酔った勢いで

妹の名前を使って履歴書を送付。

 

 

偽証と知らず、面接の連絡が来て

最初はやめろと言っていた妹も

結局協力することにして

見事に合格。

 

 

いやさー><

 

 

もう、ここからなんていうか。

 

 

漫画の世界じゃあるまいし、

これはないだろうって感じで

興ざめしてしまい、

楽しめなくなってきました。

 

 

そんな中、

ある同僚女性と仲良くなり

お互い、自分の内面も見せるように。

 

 

これで、男女、だったら恋愛だけど

男女、だったらここまで深く話せるかな、

というのもあり。

 

 

と、そうこうしていたら

悪天候による泡や墜落事故になりかけたところ、

ジョンウが見事飛行機を建て直し、

一躍ヒーロー、もとい、ヒロインに。

 

 

会長交えた会食で

ジョンウの発言をリークしたのが

実は心を開いていた同僚だと知り、

ジョンウは目の前真っ暗に。

 

 

とまあ、

この後はごたごたした末

真相を自ら暴露して終わるんですが、

え?これって詐欺罪とかそういう罪に

問われないの?

 

 

偽証は罪に問われないのかなぁ。

 

 

なんかあっさり、

無罪放免になってるけど

(さすがに韓国にはいられなくなって

 海外にいるっていう設定になってるけど)

飛行機の墜落未遂から

あちこち広告も撮ってるし

その広告だって

掲載中に問題起こしたら弁償とかあるよね。

 

 

なんか、うーん。

 

 

これだったら、前に見た

テレビキャスターの話の方が面白かったなぁ。

 

 

これは内容的にはそんなに面白くないけど

どんどん深みにはまっていってしまうさまが

すごく自然でした。

 

 

パイロットは

久し振りに映画館に行ってみた映画だったけど

うーん、今一つでしたー><

 

 

就職できなくなって、

妹として偽証して就職するまでは

まあ、なんとか仕方がないなって思えるけど、

その先、いろんな広告に出演するとか。

 

まず、コーディネートの時点でばれるだろ、

という現実的な面と、

一応、騙している立場なんだから、

広告の仕事を遠慮するとか回避するとか

そういう行動も見えない。

 

やむに已まれずやったんじゃなくて

積極的にやってるからさらに後味悪いんだと思う。

 

しかも最後に無罪放免では

こんなの、事情があったら犯罪しても仕方がない、

と言っているようなもの。

 

さらに、いま、非常に時代的に敏感になっている

ジェンダー問題を

こんな風に扱われたら

性同一性障害の人とか、

やってられないんじゃないかと思ってしまう。

 

私が深く考えすぎなのかなぁ。

 

とにかく、コメディとして

素直に楽しめる内容ではなかった><