滋賀県で保護司をされていた方が殺害される、

という事件があったらしく、

いつも見ているかなえ先生の解説動画に

この事件が出てきました。

 

 

 

この動画の中で

保護司についての説明を

かなえ先生がしてくれるんですが、

すごく興味深い話でした。

 

ざっと覚えている内容なので

間違っていたら申し訳ないのですが、

保護司という制度ができたのは

静岡県のある元犯罪者のことがきっかけだったんだそうです。

 

その元犯罪者は

とてもお世話になった警察官(警部だったかな?)に

絶対に再犯しません、と誓って出所したものの、

自分の家に帰ったら両親は追い出され、

奥さんは違う人と暮らしていて子供までいて

そこにさすがに乗り込んでいくこともできず、

親戚を頼ってみるものの、

前科者とはじかれて

警察に保護を求めるものの

何の犯罪も犯していないのだから保護できないといわれ、

行き場をなくし、

遺書をしたためて自死されたんだそうです。

 

前科者についてはかなえ先生も何度となく

少年犯罪の担当をされていた時に少年たちに

"少年院で満期で出たからと言って

 世間が受け入れてくれなくても

 それは自分が犯した罪のせいだから

 それを逆恨みしてはだめなんだよ”と

言っていたとおっしゃっていましたが

有期刑の場合、出所後、どう生活していくかって

すごく難しいと思います。

 

以前、ご紹介したことがありますが、

こちらの漫画のように

転々としながら暮らしていくしかないのかなぁ。

 

 

 

そういった前科者の人たちが

少しでも社会になじめるように、

支援する人たちが保護司、と言われる人たちのようです。

 

静岡の事件のように

追い詰められた前科者が再犯を犯したら

それこそ目も当てられないわけですが

前科者を受け入れるというのも

なかなか難しいのが現実ではあると思います。

 

保護司、についてはこんな漫画を見たことがあり、

かなえ先生がおっしゃっているように

地域の名士の方がよくやっている、

というのがちょっと意外でした。

 

 

私が読んだ漫画の主人公は

割と平凡な女性だったんです。

 

 

この漫画を読んでいたので

かなえ先生が言っていた必要経費、というのが

よくわかりました。

 

前科者を受け入れるとか

そもそも犯罪者を作らないようにする社会作りとか

じゃあ、精神科の医者が増えればいいのかとか

そういう単純な話じゃなくて

もう、義務教育とかに

もうちょっとはっきりと、人の心の動きとか

心理学をもっと取り入れていくべきじゃないかなと

私は思います。

 

道徳の時間とかあったけど、

ああいった、なんとなーくじゃなくて

こういう心理はこういう思いからくる、というのを

もっとわかりやすく教えてくれるといいんじゃないかなぁって

思います。

 

私が心理学の中で一番目からうろこだったのは、

何かを見て"似てる”と思うのは

新しい物は怖いから、自分の記憶の中から似ているものを探し出し、

安心したい思いからくる、というもの。

 

人からあなたって○○に似てるね、

と言われた時、

嬉しい人もいれば傷つく人もいると思うんです。

 

ちなみに私は高校生の時のバイト先で

アラレちゃん、と言われていました。ww

(目が大きくて眼鏡してるから)

 

でも、それって、

言われた私が問題なんじゃなくて

言っている人の心の問題なんだってわかれば

傷つくことはないわけです。

 

そんな風に、人から言われた何かによって

自分の心が揺らぐことを

心理学を知っているとかなり防げると思うんです。

 

そういうことで犯罪も防げるようになるんじゃないかなぁと

私は思いました。

 

あと、かなえ先生の動画の中で

選択の貧困?だったかな。技術の貧困、だったかな。

 

その話もすごく納得がいきました。

 

世の中の多くの問題は金銭問題からきていますが

だからと言ってお金を渡せば解決するのかと言ったら

そういうわけではない。

 

普通に暮らしていても

将来が不安で

自分は役立たずだと落ち込み

(ひろゆきさんが役に立たなければという呪い、というタイトルをつけてた時があったなぁ)

自死してしまう人も多い中

もうちょっと根本的な対策が必要なのではないかと

思います。