ふくやまけいこさんとの出会いは
かなり遅いです。


高校のときに仲良くなった友達が
貸してくれたのが東京物語、だったかなぁ。


東京物語 (1) (ハヤカワコミック文庫)/早川書房
¥821
Amazon.co.jp


とにかく不思議な話で
内容はあまり覚えていないんですが
この漫画の中ですっごく印象に残ったのが
葛湯の話。


主人公を慕っている小さな女の子がいるんですが
その子が今でいう喫茶店みたいなところで
葛湯を飲むんです。


その葛湯が本物か偽物か、
っていう話があったような気がするんですが、
とにかく、その葛湯がと~~~てもおいしそうで、
葛湯を飲んでみたい~と
ずっと思っていたんです。


そうしたら、ある日母がどこからか葛湯のもとをもらってきて、
私は超感激して
〝わ~、葛湯だ~~~”
と言って、飲んでみたんですが
非常に微妙~でした。


たぶん、しょうが味の葛湯だったとおもうんで、
それで余計にそう思ったのかもしれません。


甘いものが乏しかった昔では
葛湯の甘さは本当においしかったんだろうな~と
葛湯を初めて飲んだ時は思いました。


まあ、葛湯はこんなもの、
と分かれば、それなりに楽しめるようになりましたけどね。


東京物語。


なんかまだ途中だったような気がして
これも未完の作品かもしれないですね。


この漫画と非常に似ている雰囲気の小説を
田中芳樹さんが書いていて
挿絵もふくやまけいこさんが描かれているため
さらにさらに雰囲気が似ています。


この小説も完結してないような…。
(数年に一冊出る、という感じでした)


ちょっとSFっぽいような
でも、ばりばりSFでもない
そうだなあ~。

映画、ジュウマンジのような(日本でもジュウマンジっていうのかな?)
そんな雰囲気のする漫画と小説です。