先日、テレビを見ていたら、
最近、登山に行く方々が
不法でどんぐりや栗を取っていっている、
というのをやっていました。


どんぐりは韓国でよく食べる食材のひとつで、
そのままではなく、ムクというこんにゃくみたいな形にして
ヤンニョンしょうゆをかけて食べるものなのです。


どんぐりを栽培しているという農場がある、
なんていう話は聞いたことがなく、
スーパーなどで手に入るムクは
ほぼ100%、中国産なんだそうです。


そのため、国産のムクがとても貴重で
国産を作ろうと思うと
山に入って拾ってくる、
という方法しかないのが現状。


もちろん、個人的にちょこっと、
という人もいますが
中には不法と知りつつ、
定期的に山に入ってどんぐりを
拾う人もいるんだそうです。


どんぐりは体の中の重金属を吸収して
対外に排出してくれる機能があり、
とても体に良いそうです。


ただ、どんぐりが山からなくなってしまうと
野生動物が冬を越すのに必要な栄養分がとれず、
野生動物が減るのはもちろん、
いのししなどが山から下りてきて
田畑を荒らしたり、
場合によっては人と遭遇して危なかったりするそうなんです。


でも、大体の人が
どんぐりを拾うのを規制しているということすらしらず、
田舎のほうの人たちでは
もともと秋の恒例行事のようなものなので
いまさら辞めろといわれても、
というところもあるようです。


田舎のほうの人はまだ良いとしても
登山客などの場合は、
一人が少しずつ持って帰っても
それが大人数になってしまうため、
(韓国人は登山が大好きなので、
 たくさんの人が山を登ります)
合わせるととてつもない量になってしまうわけです。


数年前から山に食べ物が足りないということで
野生動物保護のため
冬に果物などをヘリコプターで撒いたりしていましたが
ここにいたって、人が大きな原因のひとつだと
分かったんでしょうかね~。



商売をするためにどんぐりを取っている人を
捕まえても
“90歳になるお姑さんに頼まれて・・・”
とうそを言っていたり。


頼まれたにしては、
量が多すぎるでしょう?というくらい
車の中から出てくるわ、出てくるわ。


それでも最後まで
“病気のお姑さんが・・・”と
同情を買おうとする・・・。


山は広大なので
とてもパトロールしきれるものではないため
つかまるほうが運が悪いという感じ?


どんぐりを一時加工してくれる業者があるそうなのですが
全国でも大規模なのはここだけ、というところがあり、
そこでは番号札で順番待ちをするくらい大反響。


この時期だけで何億ウォンと稼げるんだそうです。


不法のどんぐりだろうが関係なく
加工してくれます。


まず、こういう施設から取り締まっちゃうのが
一番手っ取り早いんじゃないでしょうかね~?