ネットの記事に

 <夫が単身赴任中に不倫をして

  夫にバレて、

  夫のことは大好きなので

  私も反省して、彼も同席して

  「もう会わない」と夫に約束して

  寛容な夫は許してくれて、

  それ以来、責められることもなく

  そんな素敵な夫に感謝して

  夫のことをさらに好きになって>

 

 ここからが本題で、その奥様が最後に

 <でも彼とはそれ以降も続いている。

  だって彼じゃなきゃ埋められない事

  あるんだもの>

 なんて言ったのだ。

 

 それで思い出した。

 もう40年近く前、ある雑誌の企画で

 当時人気だった小説家の先生を取材した。

 その時たまたまその先生が暇な時期

 だったのか、ボクが気に入られたのか

 「飲みに行こう」と誘われて

 高級料亭に連れて行ってもらった。

 

 その時先生が、当時の女性関係を

 面白おかしくボクに話してくれた。

 

 <僕は今5人の女性とお付き合いしてる

  一人は勿論女房で、女房の役割は

  僕が仕事に集中できるように

  家庭をちゃんと守る、

  子供をちゃんと育ててくれる

  お金の管理や雑務をきっちり

  こなしてくれる。

  だから唯一感謝している女性は

  女房だ。

 

  2番目は、あるクラブのママ。

  そのクラブのママは一緒にいると

  褒めてくれるし、僕がすることを

  真剣に喜んでくれる。

  だから一緒にいるととっても気分がいい。

  さすが接客のプロだって思うし

  月に2〜3度は会いたくなる。

 

  3番目はワガママな若い女。

  無理なお願いをしょっちゅう

  言ってくる甘え上手。

  まあ、それが可愛いんだ。だから

  なんでもしてやりたくなる。

 

  4番目の女はセックスの達人。

  顔は好きなタイプじゃないんだけど

  想像するだけで、下半身が熱くなる

  その魅力に負けて月に一度は

  連絡する。

 

  5番目の女性は

  最近知り合ったんだけど

  料亭の女中さん。それが

  女房の若い頃にそっくりで

  なんかホッとするし

  会ってると若返る気がするんだ

  今はだから彼女に夢中で>

 

 そんな話を聞きながら、

 

 こういう男性は、女性も用途に応じて

 役割を分業してもらって

 それぞれの分野を完璧に楽しんでる。

 

 でもこうなるには有名で、お金があって、

 遊び上手で、性格も良くないと

 絶対に無理だよなあ、なんて思った。

 

 でも時代は変わった

 現代では、奥様たちが

 この作家さんのような分業制を敷き、

 さまざまな特性を持つ男性を

 用途に合わせて堪能する時代になった。

 

 そこで思った、

 そんな奥様の求める分業体制に

 ボクが組み込まれる特技、能力は

 あるだろうかって。

 

 お金持ちでもないし

 若さもないし

 精力抜群でもないし

 あっちのテクニックもイマイチだけど

 

 そうだ

 以前お付き合いしていたある女性と

 旅行に行った時こんなことを言われた

 

 「Hさんといると、

  目的地にあっという間に着いちゃう

  話が面白いって特技よね」って。

 

 というわけで

 長旅のお供にH君

 なんていかがでしょうか(笑)。