先週の新聞に

 <入社直後から上司と不倫関係になって

  40年もの間その関係を続け

  60歳過ぎた今もその女性は独身で、

  そんな時、彼の奥様から手紙が来て

  「40年もの間、

  夫とお付き合いいただき・・・」

  という言葉と共に

  「夫は外出中に倒れ重病と分かり

  人と会える状態ではなくなりました」

 と、綴られていた>

 そんな記事があった。

 

 40年間という年月には感心したし、

 奥さんが知っていたことにもビックリだし

 旦那が病に倒れた時、

 その不倫相手に手紙で報告し

 お礼を述べる奥さんにも驚いた。

 

 まあ奥さんもその心境になるまでには

 さまざまな葛藤や、怒りや、

 不安や不満が渦巻いていたと思うが

 きっと40年という年月の経過が

 そんな心境に到達させたに違いないし、

 結局最後は奥さんの所に戻るという

 そんな優越感もあったに違いない、

 なんて勝手に想像したのだが。

 

 この記事を飲み屋さんで話したら

 ある60代の奥様が

 <その男、とんでもない上司だ。

 世間知らずの入社直後のウブな女性を

 騙して、その気にさせて

 彼女の人生を台無しにした!>

 と言って、激怒した。

 

 すると、ある50代の妻子持ち男性は

 <その女性がそれで幸せだったら

  なんの問題もないよ。

  彼の奥さんも納得してるんだし>

 なんて言って、その後二人の討論が

 ヒートアップして、

 「彼女だって結婚して子供も

  欲しかったに違いない

  そんな彼女の一生の幸せを

  奪ったのは許せない」

 

 「幸せなんて人それぞれ違うでしょ

  結婚とか出産だけが

  女の幸せじゃないよ」

 そんな言い合いが止められなくなって

 着火マンはボクだったわけだけど

 何となく居づらくなって

 そっと店を出た(笑)。

 

 そして帰り道、

 そういえばボクも数十年前

 ボクの部署に新入社員の女子が配属され

 その女子があまりにも素直で

 対応が可愛くて、顔もタイプで

 一緒にいると何故か心が乱れて、

 どう対応すべきか、なんて

 悩んだなんてことがあったのだ。

 

 機会があれば今度その彼女のこと

 ちゃんと書きますね(笑)。