録画してあったNHK大河ドラマを

 久しぶりに見たら

 主人公の紫式部を演じる吉高由里子さんが

 父親の友人である佐々木蔵之介さんの

 何番目かの妻になっていた。

 

 平安時代、貴族であり身分が高い男性は

 思いのままに何人もの妻を持つ事ができたし、

 周囲の人たちもそれを当たり前のこととして

 認めていた。

 

 だから、現代のように

 奥さん以外に好きな女性ができても

 隠れて密かに浮気するなんてことはなく

 堂々と「お前を妻にする」と宣言すれば

 それで済むわけで、

 なんか男としてとっても羨ましい時代だった。

 

 そこで変な妄想が膨らんだ。

 平安時代の男と女の複雑な相関関係も、

 NHKの大河ドラマだから

 とっても健全風なストーリーで描かれているが

 これを日活ロマンポルノのスタッフが

 同じ時代を描いたら、それりゃ大変な

 乱れた恋の禁断のストーリーになるはずで

 そっちも見てみたい、なんて思ったわけで。

 

 でもさ、この一夫多妻話なんて、平安時代の

 1000年も前の事でしょって思うかもしれないが

 そんなことはなくて、100年ちょっと前の

 明治39(1898)年までは、

 日本でも一夫多妻が認められていたのだ。

 だって明治時代には妾を妻と同じく

 二親等と認める、そんな法律もあったんだから。

 

 でも時代の流れはとっても早くて、

 世の中はどんどん変わってる。

 中でも激しく変化していくのは

 女性の権利権限の拡大だ。

 

 この女性権限拡大傾向が続けば、近い将来

 <妻側の自己申請により、政府公認の

  AI夫婦適合診断の権利が付与される。

  その診断でもし

  夫と関係が不適合と診断された場合

  妻は適合する男性が現れるまで

  複数の男性との不倫関係が認められる

  そして適合男性が見つかるまでの生活費

  及び諸経費は夫が負担するものとする>

 なんて法律ができるかもしれない。

 

 そんな法律ができる頃、

 もうボクはこの世に居ないから

 どうでもいいんだけど(笑)。