昨日は古くからの友人に強く誘われて

 半分仕方なく横浜の居酒屋へ行った。

 週末だけど、早い時間だったからだろう

 まだ客もまばらで、店員さんが

 「お好きな席へどうぞ」と言ったので

 全体をざっと見回して、すると

 二人とも50前後に見えるカップルが居たので

 迷う事なく、その隣りの席を選んで座った。

 

 そして

 前に座る友人の話に笑顔で頷きながら

 隣りに座る二人の話をじっくりと聞く。

 視線は友人、耳はお隣りに集中

 これってもしかして超能力かも、

 なんてちょっと思ったりしながら、

 

 さて隣りの席の話だが

 男性の声がやや小さく、話が聞き取りにくくて、

 ちょっとイライラすることもあったけど。

 その分女性の方が

 大声で、ハッキリと話してくれたので

 大いに助かった。

 

 二人の出会いはマッチングアプリ。

 男性はバツイチ独身

 女性は結婚経験はないようだ。

 

 初回はお昼にお茶だけで帰った。

 そして2回目は夜の居酒屋デート。

 確実に男と女の階段を上がってるけど、

 どうも男性の雰囲気があまり良くない感じがした。

 

 さらに話を聞いていて何となく

 男性が盛り上がらない理由がわかってきた。

 

 彼女、相手の空気が読めない。

 だから良かれと思って

 言う事する事が的外れで

 男性の気持ちを傷つける。

 典型的なのは

 男性の話を途中で遮り、話の腰を折り

 そしてすぐに自分の話をし始める。

 これは、最悪だ。

 

 さらに空気を読めない女性ってまず、

 話が長い。感情的になりやすい。

 相手を傷つけるような事を言っても

 それに気付かないし、自覚がないし

 知ったかぶりが多い。

 

 まあ、単純に言うとこの女性

 嫌われ者のオッサンみたいなタイプで

 そんな性格って歳を重ねるごとに

 ひどくなっていくから、

 老後はさらに悲惨なことになるわけで。

 

 まあ、この二人、今日のデートが最後で

 男は逃げるだろうから、次はないな、

 なんて考えていたら

 前に座って話し続けていた友人が

 

 「今日はHにじっくり話を聞いてもらって

  なんか肩の荷が降りた気がする

  いつもありがとうね」なんて言った。

 

 隣りの話を聞いていただけなのに

 何故か友人には感謝され

 その上ご馳走までしていただいて。

 

 でもさ人の話を聞いて

 頷いてばかりだったからだろう

 エネルギーが溜まってしまって

 地元へと帰ってのいつもの店では

 「Hさん、今日は面白話連発ですね」

 なんて驚かれて、

 

 人間ってやっぱり、

 飲み物でも言葉でもストレスでも

 飲み込んだ分はちゃんと吐き出さないと、

 体調を崩すからね。