いつも行く古本屋さんで

 映画に関するエッセイを立ち読みしてたら

 こんな懐かしい言葉が出てきた

 <オナペット>。

 

 ご存知の方も居るとは思うけど、

 一応説明しておくと

 <オナペット>とは、男子がオナニーをする時

 昔は写真などを眺めながら想像、妄想をし

 性的興奮を高めて頑張ったわけだけど

 その時眺めるために使用する

 自分好みの女性を<オナペット>と呼んだのだ。

 

 当然だけど<オナペット>になる女性は

 好みによってそれぞれで

 ある男子は妄想しやすいポルノ女優だったり

 ある男子は可愛いタレントや美人モデルだったり

 ある男子は密かに恋心を抱く

 同級生の女子だったりするわけだ。

 

 そういえば昔は<オナペット>の女性を

 オナニーの「補助素材」とか、

 「おかず」とか呼ぶ人も居た。

 <今日見つけた「おかず」すげえいい。

  何度も抜けそう>なんて品のないこと

 言ってた奴、思い出した。

 

 こんな風に書くとオナニーって

 若い男性ばかりがしてる行為みたいだけど

 50代60代の男性でも結構してるのだ。

 

 ついこの前も

 56歳のW不倫をしてるある男性が

 「彼女に会えない週は自分でする

  それはそれで違う気持ち良さがあるから」

 なんて言ったので、

 「やっぱり会えないその彼女を思い浮かべて

  スルの?」と聞いたら

 「それは違いますよ。一人でする時は

  本当の好みの女性の動画を見ながらですよ」

 と、答えた。そして

 「本当の好みの女は違うじゃないですか

  理想と現実は違うんです。

  Hさんならわかるでしょ」

 と言った。

 

 そこで今、なんとなく考えた

 ジュディオングさんの歌に

 <好きな男の腕の中でも違う男の夢を見る>

 なんて歌詞があるけど

 女性もひとりエッチする時、彼とは違う

 <オナペット>みたいな男って

 やっぱり存在するんだろうか?、なんて。

 どうですか?