昨日の昼食は自転車で牛丼屋さんへ行った。

 その店はコの字型の作りのカウンターで

 正面に座った人と顔が合うので、

 なるべく視線が合わないように気を使って

 いつもうつむき加減で食べるようにしてるわけだが

 昨日は正面に座った30代くらいに見える男性が

 気になって牛丼をちゃんと味わえなかった。

 

 その人がどんな人かと言うと、

 それが、3分おきぐらいに鼻をかむのだ、

 それも店のナプキンで。

 あまりにも何度もかむので思わずその人を

 見てしまったら、鼻をかむたびに

 そのナプキンを開いて鼻水を見るのだ。

 それがとても気持ち悪くて、

 牛丼の味がグッと落ちてしまったというわけだ。

 

 鼻をかんで、その紙を開いて見る癖のある人って

 たまに居るんだけど、

 やっぱりその場面を見てしまうと気分は良くない。

 

 人間にはいろんな性癖がある。

 以前もここで書いたけど、20年ほど前の話、

 学生時代の友人たち8人とゴルフ旅行へ行った時、

 何人かが、ホテルの部屋にデリヘル嬢を呼んだ。

 ボクを含め、そういう事をしない男たちは

 ロビーでコーヒーを飲んでいた。

 

 すると女性を呼んだはずのT君が

 ロビーに来て、コーヒーを頼んだ。

 そこでみんなが

 「あれ、デリヘル女性はどうしたの?

  帰っちゃったの?早いんじゃない?」

 と聞いたら、T君が言った

 「いや〜、アソコの匂いが凄くて

  とても耐えられなくて

  お金を払って帰ってもらった

  俺、臭いのダメなんだ」って。

 するとそこで驚く事が起こった

 一緒にコーヒーを飲んでいたS君が

 「その女性、どの店のなんていう娘。

  俺、実は匂いの強い女、大好きだなんだ。

  これからその女性呼ぶから教えて」

 なんて言ったのだ。

 

 友達になって何十年にもなるS君に

 そんな性癖があることを初めて知って

 ちょっと驚いて。

 

 その後、そこにいたオヤジたちがそれぞれ

 自分の性癖をちょびっと告白したわけだが

 「俺は指だけでイカせるのが好きで

  いつもいろんな指使って試してる」

 なんて言った奴もいれば

 「今の彼女がさ、目を舐めて欲しいって言って

  驚いたんだけど、目を舐める時のドキドキ感が

  意外と新鮮で、今クセになりかけてる」

 なんて告白した奴もいて

 意外に楽しい会話になったのだった。

 

 そういえばボクも20代の頃

 その女性と初めて行ったラブホテルで

 彼女が突然「浴衣の紐で縛って」と懇願してきて

 ボクはそういう経験も趣味もなかったので

 とっても驚いて、そして何も分からないから

 スニーカーの紐のように蝶々結びで縛ったら

 「違う固結びでギュッとよ!」なんて怒鳴られて

 そこでボクは

 「ごめんなさい」なんて謝ってたら

 役立たずになってしまったって事があった。

 

 叱られたり、怒られたりすると興奮する

 そんな人もいることは知っているけど

 

 ボクは怒られたり叱られたりするとダメになる

 それが小心者のボクの悲しい性癖かも知れない

 なんて今思った(笑)。