昨日も不倫のことを書いて

 いろんなコメントをいただいて

 読みながら、こんなことを考えた。

 

 男と女が出会って、付き合い始めて

 最初の頃はお互いに燃えて惚れて、

 相手のちょっとの態度の変化や言葉に

 不安を抱き、反省したり、悲しんだり

 追いかけたり、束縛を強くしたり

 でもそんな時、ふと我に帰り、

 冷静にならなきゃなんて自分に言い聞かせて

 

 恋愛関係ってそんな事を繰り返しながら

 徐々に落ち着いて行くわけで。

 そしてそれが、

 お互いに好意を持っている男女の場合の

 普通の気持ちの流れだとボクは思ってて。

 

 こういう男女の状況を分かりやすく

 数字で表すと、例えば

 両方の好き具合が5対5が理想だけど

 そんなバランスの良い時はほとんどなくて、

 

 いつもどちらかの愛情度が6か7で

 すると相手の愛情度が3か4で

 そんな愛情バランスが

 まるでシーソーのように常に揺れ動く。

 

 でもこんな関係が、考えてみれば

 いつもちょっと危機感のあるような

 新鮮味を失わない良い感じの関係を作るわけだ。

 

 でもそれが8対2、9対1くらいの

 極端に偏ったものになると

 8の方が必死に追いかけ、

 2の方が相手の愛情の重さに耐えかねて

 さらに逃げるようになる。

 

 だから愛情度7対3が関係を保てる

 限界バランスで。

 

 どちらかがその基準値の8を超えてしまうと

 その人は周りが見えなくなって

 相手に没頭するようになる。

 逆に愛情の強さが2を下回ると

 相手の気持ちが手に取るようにわかるようになり

 束縛、追いかけに、嫌悪感すら抱くようになる。

 

 だから例えば、お金だけ目当てのホスト君と

 ホスト君に惚れた女性客の関係は

 愛情度は10対0で、ホスト君には愛がない。

 するとホスト君に好かれようと

 彼女は必死に彼に自分の全てをさらしてしまうから

 ホスト君には彼女の気持ちが丸見えで

 彼女を操り人形のように自由に動かせる。

 そうなると彼女はホスト君の言いなりになって

 海外へ行ってまで体を売って

 そのお金までも彼に貢ぐようになるわけだ。

 

 だから、恋愛テクニックじゃないけど

 どんなに仲良しの関係になっても

 相手に全てをさらすなんてことは

 避けた方がいいと思うわけで。

 

 いつも秘密があるような雰囲気を持って、

 彼に「何を考えてるの?」

 「なんか俺に隠してない?」なんて

 なんとなく思わせてる方が

 新鮮な関係が続くと思うんだなあ、

 

 <秘密を持つ女>はなんか魅力的だからね、

 実際にはなんの秘密もなくても(笑)。