昨年末、ここで

 バイアグラや精力剤に関する記事を書いて

 色々検索したからだろう

 その類の薬品やサプリの広告が

 頻繁に送られて来るようになった。

 

 今朝、検索画面に掲載されていた広告には

 <これを飲んだら、65歳なのに45分で3回>

 <年下妻が「もう許して」と呟いて・・・>

 そんな官能的な言葉が検索画面に張り付いてた。

 

 読みながら思った。

 65歳にもなって、なんで

 45分で3回もしなきゃイケナイの?って。

 

 歳をとれば取るほど、その貴重な一回の行為を

 丁寧にゆっくりと大切に楽しみたいと思うのが

 正常な気持ちじゃないのかなあ。

 

 経済問題とか、スポーツなどでは

 期間とか時間とか、これまでの記録

 それにまつわるリアルな数字とかがないと

 実感が湧いてこないのは分かる。

 

 でも大人の愛の行為に関しては

 二人がそれで満足しているならば

 時間とか回数とか大きさとかの数字は

 まるで無意味なものだとボクは思う。

 

 だから、夜の街で

 「彼ったら昨日は7回もよ」とか

 「彼は凄いのよ、大きさは馬並み

  腰の振り方はもう野獣よ」とか

 「最低でも一晩3回はイカしてくれなきゃ」とか

 そんな話をする女性もいるのだけれど

 そういう女性とは残念ながら友達にはなれない。

 まあ多分その女性も、ボクになんか

 全く興味はないとは思うけど(笑)。

 

 もう50を過ぎたら、男も女も

 容姿や身体は、どんなに頑張ったって

 20代30代の若者に太刀打ちはできない。

 

 だから何回イクとか、何回できるとか

 そんな性にまつわる数字は、若い男女に任せて

 大人は、大人でしか出せない余裕と色気で

 大人ならではの快楽を堪能するのだ。

 それは、これまで経験してきた

 多くの行為から学んだ

 経験者ならではの大人の魅力溢れる、

 甘くて、エロくて、切ない世界だ。

 

 ある熟年男が言った 大人の切ない世界の快楽は、

 <男がイカなくたって二人ともイケる>って。

 これは経験浅い若者にはわからない世界に違いない。

 

 なんて書いてしまったけど実は

 <男がイカなくても二人ともイケる>その世界は

 ボクにもまだよく分かってないのだ、残念!(笑)。