昨日、遠距離恋愛で

 彼になかなか会えない寂しさから

 一人で夜の居酒屋へ出かけたみたら・・・、

 そんな女性のことを書いて思った。

 

 こんな昨日の話のように、

 <ただ彼に会いたくて会いたくて

  寂しくて寂しくて、

  だからじっとなんかしていられない>

 そんな独身女性もいる。

 <いくら想いが募っても、体が熱くなっても

  イケナイ関係だから

  会いたい時に自由に会えない

  だからこそ彼を余計に欲しくなる>

 と語る奥様もいる。

 <ギクシャクした夫婦関係だったのに

  夫が単身赴任となり、

  帰宅が月に1度になった途端

  急に夫が恋しくなった>と

  恥ずかしそうに話す奥さんもいた。

 

 恋しい気持ち、会いたい気持ちって

 こんな風に間に障害があればあるほど

 強くなるものなのだ。

 

 いい感じの男性だなと思っても、

 その彼と付き合い始めたら

 1日何度も連絡をくれて、その度に

 「僕ならいつでも会えるよ、

  君が行きたい所があればどこへでも行く

  君のためなら何でもする」

 なんて言ってきたら、

 心はあんまり燃えないし、熱くもならないはず。

 

 随分前に書いたけど

 ある大学の先生がこんな事を言ってた

 「ゴルフをしてて、

  林もない池もないバンカーもない

  そんな障害が何もない

  とっても簡単なゴルフコースに

  また行きたいと思う人はいない」って。

 

 ゴルフをしてて熱くなるのは

 池に入れないように打とうと思ってるのに

 意識しすぎて、やっぱり池に入れてしまう

 そんな悔しさが、気持ちを熱くさせて

 また挑戦したいという情熱が湧き上がる。

 

 恋だっておんなじだ。

 何の障害も壁もない

 何でも自分の思いのままになる恋に

 燃えるような情熱は湧いてこない。

 

 イケナイ恋って

 難易度の高いゴルフコースととても似てる

 だから一度経験して、その苦難の後にくる

 楽しさとその快感を覚えたら

 もう抜けられなくなる、というわけだ。