深夜のファミレスで

 20代に見える男性4人が話してて

 「つまんねえなあ、

  なんか面白いことねえのかよ」

 と一人が言ったら、正面の男が

 「あ〜やりてえなあ、

  今ならかなりババア(すみません)でも

  イケるな」

 なんて言った。

 

 聞いていて思った。

 ボクはそんな品の無い言葉を人前で

 言ったことはないけど、

 でも若い頃はこの若者達と同じような事

 考えてたこと、あったなって。

 

 そういえば、仕事が死ぬほど忙しかった頃

 深夜に「誰でもいいから抱きたい」

 なんて思って、昔の彼女の電話番号探して

 連絡してみようかなんて

 番号を見つめながら、真剣に悩んだ事もあった。

 

 そんな激しい女性渇望症の症状

 50代までは年に何度か発症してた記憶がある。

 その時頭に浮かぶのは肉感的女性が多かった、

 完全に落ち着いたのは還暦を過ぎた頃かな。

 

 最近はもう、当然だけど、体だけ欲しいとか

 誰でもいいなんてことは皆無。

 まず心を満たしてくれる女性じゃないと、

 心も体も全く反応しない。

 

 話の流れだから、

 皆さんが興味がないことを承知の上で

 今のボクのタイプの女性の特徴を書くと、

 

 まず顔と表情がボク好みである事。

 (これはいずれ詳しく解説する機会があると思う)

 そして体型がカバさんや洋梨みたいじゃない事。

 次に重要なのは

 ボクの話を喜んで真剣に聞いてくれること。

 もしかしたらこれが最大のポイントかも。

 

 そんなボクなのに、昔々

 「Hさんの話を聞いてると

  声のトーンが落ち着いてるからか、

  それともリズム感があるからか

  なんか眠くなっちゃうんだ」

 なんて言ってスヤスヤ眠る女性が居たが

 その女性との別れは早かったなあ。

 

 でも今なら

 ボクの話を子守唄に眠るなんて

 そんな女性も可愛いなあって思えるし

 その寝顔までも愛おしく思えるはずだ。

 

 人は知らず知らずのうちにどんどん変わる。

 もしかして還暦を過ぎての変化って

 大人になるってことじゃなくて

 子供に戻るってことかもしれない

 なんて今思った。

 

 お見せ出来なのが残念だけど

 ボクが深夜自宅で

 ソウルミュージック合わせて

 ステップ踏んでスキップして踊ってる姿

 見方によっては幼稚園児のお遊戯のようで

 意外に可愛いですよ(笑)。