飲み屋さんである奥様が

 「彼は終わった瞬間に別人になって

  あっという間にベットを出て服を着て

  怖い顔になって私にも<早くしろよ>って

  冷たい視線を投げてくる。

  その時の他人みたいな態度が、

  とっても辛くて寂しい」

 なんて言った。

 

 そういえば

 ボクのブログにコメントを下さる

 ある方の書き込みにも、こんな一文が

 場所はきっと彼の部屋なのだろう

 「なんとなく、

  早く帰ってくれないかなの空気

  すごく悲しい空気」

 

 そんな話を聞いたり読んだりするたびに

 ボクは思うのだ

 貴女はなんでそんな愛の無い男と

 付き合ってるんですか?って。

 

 こういう関係を良く<腐れ縁>という。

 <腐れ縁>の語源は<鎖縁(くさりえん)>で

 鎖に繋がれたように離れられない関係

 という意味だったそうだが、

 その<鎖>が<腐れ=腐敗>となって

 今の<腐れ縁>になったらしい。

 

 「毎回終わった瞬間にそんなに冷たくなる彼と

  何故別れようと思わないの?」

 と奥様に聞いたら

 「不思議なんだけど、冷たくされても

  なんでか、憎めないし嫌いになれない」

 と、奥様は答えた。

 

 その他にも色々質問したのだが

 彼女の答えを聞いていて思った。

 こりゃ、この二人は愛し合ってるとか

 好きあってるんじゃない

 依存しあってるだけの関係なんだって。

 

 依存し合う二人って、広い世界を忘れて

 自分たちだけの楽な世界にはまりこんでしまう。

 だから別れてもまたくっつくという

 そんな関係を繰り返してしまうのだ。

 

 いくら頑張っても同じ場所から少しも移動できず、

 広い世界、別の世界を知らぬまま年を重ねる

 

 その姿はまるで

 カゴの中で回し車の中を必死に走り続ける

 モルモットのようで、

 見ていてちょっと悲しい。