「男に愛される女になるために」
そんなエッセイを読んで思い出した。
10年ほど前だったか、
あるシニアサークルの
作文指導を頼まれたことがあった。
参加者は毎回15人ほどで男女比は半々
年齢は、一番若い男性で72歳、
最高年齢は女性で85歳だった。
システムは、
毎回決められたテーマに沿って
各自作文を書いてきて、
それを一人一人読み、批評し合って
作品を完成させる、そんな流れだった。
そこで毎回起きる出来事があった、
ある女性が作品を読むと
決まって男性たちが競って褒めるのだ。
その褒められる女性はMさん。
当時既に73歳だったのだが、
仕草も動作も話し方も、なんか可愛い、
さらに、体の線がとても綺麗で
Tシャツにスパッツ姿で来た時など
当時まだ50代で、年上女性には
あまり興味を持ってなかった
そんなボクでも
ちょっとドキッとしたほどだった。
その時のMさんを今思い出して
ボクは確信した。
年をとっても、男が手放したくない、
なんとか自分のものにしたい、
そう思わせる女性って、
やっぱり可愛い女性であり
そして男に可愛いと思われるように
女としての自分を捨てず
日々努力してる女性なんだって。
そういえば作文の会が終了する頃、
会場の前にはMさんの旦那が
必ず迎えにきてた。
奥さんの魅力を知ってるから
きっと心配で仕方がなかったのだろう。
そして並んで帰るMさん夫妻の
後ろ姿を眺めながらいつも思った。
あの二人はまだ、夜はきっと
抱き合ってるに違いないって。
本当にボクって昔から
考えてることはいつも不純だ。