以前足繁く通っていた六本木の

 バーのママからメールが来た。

 「本当にひどい状態、

  店どうしようかな、なんて

  真面目に考えてる・・・」

 

 そんな連絡もらったら、普通なら

 お店に飛んでって色々話すんだけど

 今の状況では、そうもいかない。

 

 メールのやり取りをしてたら

 そのママとデートした

 昔々のあの日を思い出した。

 すると、夜の街に出かけたい!

 そんな想いがどんどんと

 膨らんで、でも我慢して

 眠りについたからだろう

 昨夜はイケナイ夢をたくさん見た。

 きっとこれは<禁断症状>だ。

 

 そういえば、ママが以前

 こんなことを言った

 「いつも男がそばにいると

  面倒になる。でも途切れると

  どうしても欲しくなる時がある

  そんな禁断症状みたいな時を

  やり過ごすと、今度はなくても

  全然平気になる。

  そんな時にね、誰かに何となく

  抱かれたりすると、火が付いて

  毎日欲しくなるのよ・・・」

 

 あ〜、今夜ボクは

 この、恋の禁断症状に負けずに

 家に居ることができるだろうか?