昨夜ある店のカウンターに座ると

 奥の席から、知り合いの酔った奥様が

 「Hさん久しぶり、会いたかった

  Hさんに話したいこといっぱいあるのよ」

 と言いながらボクの隣に座ってしまった。

 

 その奥様は57歳、結婚はこれまで3回。

 3回目の旦那は14歳年下の根暗な青年で

 奥の席から、自分の妻とボクを見てる。

 

 「全くうちの旦那は無口で

  何を考えてるのかわからないし

  面白味のかけらもない」

 「もう7年もそんな関係はないの」

 「毎晩、一人でこっそりやってんのよ

  私はもう見て見ぬ振りよ」

 

 なんて愚痴をこぼしながら、いつの間にか

 ボクの腕に腕を絡め、

 脚もピッタリとくっつけてくる。

 

 危険だ、旦那がボクらを見てるのに。

 

 その瞬間、

 ボクの愛の妄想劇場がスタートした。

 

 「奥方様イケません、こんなところで

  旦那様に見られてしまいます。

  あ〜、もうそれ以上は、

  お許しくださいませ〜」

 なんて・・・。

 

 奥様、若い旦那に刺激を与えるために

 ボクを利用しないでよ!