ある店で、20代のカップルが飲んでいた。
 話を聞いていると、彼女は彼が大好きで
 「T君のためなら私なんでもできるなあ」
 なんて言いながら、彼を見つめ手を握る。

 でも、それに反して彼は醒めていて、
 彼女のベタベタをちょっと迷惑そうにする。

 尽くせば尽くすほど、男が逃げていく
 そんな不幸な女の、典型パターンを
 久しぶりに見た気がした。

 「♫ あなたのためにすることが
   1日ごとに増えました。
   まるで自分がないように・・・」
 昔そんな、尽くす女の振られ歌があったこと
 思い出した。

 側で見ている男には
 惚れた女の言葉や仕草は、けな気で可愛い。
 でも、醒めた相手の男には、
 それが煩わしく、そして面倒なんだ。

 ホント、男と女は難しい。