新聞のコラムに、今最も売れてる新書は
 『友だち幻想』(筑摩書房)だ、
 なんて書いてあった。
 
 この本、数ヶ月前に
 本屋さんで立ち読みしたことがあり、確か
 「みんな仲良く」という重圧に苦しみ、
 どうしたら友人関係を円滑にできるのか、
 そんな悩みを抱える若者を意識して書かれた本
 だったと記憶している。

 人間関係というのは悩みの基本だし、
 常にその悩みを抱えながら生きるのが人生だ。

 つい最近、ある奥さんが
 「結婚して20年にもなるのに、
  うちの旦那は私のこと何も分かってない」
 と、愚痴ってたが、逆にいえば
 それはその奥さんも、旦那のことを、
 本当は何も分かってないということで。

 20年一緒に暮らしたからって、
 相手のことがすべて分かるなんてのは幻想だ。
 友達だって夫婦だって、何年付き合ったって
 わからないものは分からない。

 だから皆んなに好かれる、奥さんや旦那に
 ずっと好かれるなんてのも幻想でしかない。

 相手のことはちょっと分かってる
 そしてちょっと好き、だからちょっと付き合う。
 人はどんなに親しくなっても他人なのだ、
 そんな謙虚な気持ちが
 良好な人間関係を作り、その関係を長続きさせる。

 一緒に暮らしてる夫婦という人間関係は、
 特にそうじゃないかな。
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