今年48歳のN君が
 「休日に娘が出かけて、リビングに、
  女房と急に二人きりにされてしまうと、
  なんだかとてもキマずくて、話すこともなく
  見たくもないのにテレビのスイッチ入れて」
 なんて言ったので
 「そんな他人行儀になったのはいつから?」
 と聞いたら
 「3年前、寝室を別にしてから徐々にかな」と。
 
 「じゃあ、なんで寝室を別にしたの?」
 「それはね、あの頃夜に、女房のベットに
  入ろうとすると
 『疲れてるからゴメン』なんて
 断られるようになって、でも断り方は
 最初は謙虚だった。それが
 だんだん対応が横柄になってきて
 『暑いんだから近寄らないでよ!』って
 怒鳴るような感じになって。それなのに
 毛むくじゃらの見るからに暑そうな犬とは
 毎晩一緒に寝てて、それで腹が立って、
 ケンカして、寝室を分けたわけで」

 愛する夫じゃなくなって
 同居する娘の父親としてだけの存在に
 それが、いつの間にかただの人になり
 ペットのずっと下の序列になって
 さらに、
 この世で二度と親しくなることのない
 他人以下の存在になる。

 嫌われた旦那の最後はこのように
 本当に悲惨なのだ。