ある若い女性が嘆いた
「ちょっと奮発して、ダメージジーンズ買って
 休日に履いて出かけようとしたら、
 ビックリ、穴が全部縫ってあったの。
 誰かのイタズラだと思って怒って騒いだら、
 なんと犯人はお婆ちゃんで
 『穴が開いてちゃおかしいだろ』だって。
 がっかりよ・・・」と。

 そういえば40数年前、高校生の頃。
 ボクが初めてジーパンを買って、
 いざ履こうとしたら、
 アイロンがけされ、ビシッと
 スーツのスラックス並みに
 折り目がつけられていた。

 犯人はもちろん母親で、
 文句を言ったら逆ギレして
 「あんなしわくちゃなズボンで
  人前に出るんじゃない!」と怒った。

 好きな人のために良かれと思って
 してあげたことが、
 必ずしも喜ばれるとは限らない。
 それは男女でも同じだ。

 昔、奥さん大好きと公言してたS君、
 奥さんがどこへ出かけるのにもついて行くし、
 なんでも手伝いたがる。
 ある日、そのS君の奥さんが嘆いた。
 「旦那が、頼んでもいないのに、
  『洗濯しといたよ』っていうから
  見てみると、柄物も白い物も、
  さらには雑巾も下着もみんな一緒に
  洗ってる。
  恵方巻きを買っておいた時も
  帰ったら『太巻き切っておいたよ』だって。
  切ったら意味ないだろ!。
  うちの亭主は、そんなことばっかり・・・」

 それから数年後だ、
 奥さんの浮気が発覚したのは・・・。
 
 「好きだからしてあげたい」の難しさか。