昨日の話を書きながら、思い出した。
 昔ボクがサラリーマンだった頃、
 後輩が飲みながらボクに聞いた。
 
 「週末、テレビ見てた女房に、なんとなくムラムラッとして
  ちょっとキスしたんです。
  そしたらね、女房がムクっと立ち上がって
  『何すんのよ!、やめてよ!、きったない!』って
  鬼みたいな顔で怒鳴ったんですよ。ショックでした。
  結婚して10年もするとそんなもんなんですかね、先輩」と。

 昨日の女性漫画家さんは、ときめきが消えた妻にとって
 夫は家具みたいな存在になると言っていた。
 となると、テーブルが勝手に動くなんて許せないし、
 そのテーブルが自分にキスしてくるなんて、
 とんでもないことに思えるのだろう。
 
 後輩は、そんな話があった翌年、
 奥さんに彼氏がいることがわかって離婚した。

 今思うと、キスしようとして怒鳴られた頃の後輩くんは、
 当時の奥さんにとってはきっと
 机どころか、足拭きマット並みの存在だったのかもなあ。