昨日の話の続き。
 ダブル不倫の末、10年間の波乱万丈生活を経て、両者ともやっと離婚。
 お互いの子供は相手が引き取り、
 先月からやっと同居を始めたという二人の話だ。

 同居生活は彼の母と三人でスタート。彼は言う
 「母親が彼女に異常なほど気を使ってる、別れた女房と上手くいかなかったのは
  自分にも責任があって、今度は失敗したくないと思ってるようで・・・」
 彼女は言う
 「お母さんとはとても上手くいってると思う。この生活が始まって一ヶ月ほどだけど、
  不快なことは何もないし・・・」

 子供のことを聞いてみたら、彼は
 「うちは中学生と小学生。月に一度は会うようにしてる。
  戸惑ってはいるようだけど、彼女とも会話はしてくれてるし・・・」
 彼女は
 「22歳の長男は会話すらも拒否するの。それがちょっと寂しいなあ・・・」

 かなり長い時間話したから、いろんなことを聞いてしまった。
 そこで感じたボクの率直な感想は、
 もう隠れなくてもいい、もうお互いの家に帰らなくてもいい、
 そんな安定した幸せな暮らしに、
 二人が今、とっても戸惑っているように思えたのだ。

 だから初対面のボクなんかに、いろんなことを一生懸命話して、
 今の生活が間違っていないのか、確認してる感じだった。

 この二人は結局、遊びじゃない不倫をしたわけだ。
 だからだろうか、話を聞いていてつくづく思ったのは
 二人ともとっても真面目で純情なんだということ。
 
 そしてさらに思ったのは、これまでの激動の10年と比較すると
 これからの暮らしは、とっても平凡になってしまうわけで、
 そんな生活に二人は耐えていけるのか? なんて。 
 
 還暦オヤジはいつも心配性なのだ。